聞き流すだけではキレイな発音は身につかない

スピードラーニングで発音を身につけるのはむずかしい

 

スピードラーニングの公式サイトを見ていると、「英語を聞き流すことで発音がキレイになる」ということが書かれています。

 

しかし、私はこれが必ずしも正しいとは思いません。

 

スピードラーニングは宣伝で誰もが知るとおり「聞き流すだけ」の教材です。

 

この「聞き流すだけ」という言葉のとおり、CDとテキストで発音について学習することはできません。

 

「電話レッスンで発音の練習ができる」とスピードラーニングの販売元が指摘してくるかもしれませんが、公式サイトには「聞き流すことで発音がキレイになる」と書かれているので、発音がキレイになる理由は電話レッスンではなく、英語を聞き流すことにあると考えられます。

 

また、電話レッスンはフリートークという名前のとおり英語を話す練習を推奨していて、発音の学習のためだけに用意されているわけではありませんし、なんといってもその時間が短いです。

 

なので、ここでは電話レッスンは含めず、CDとテキストについて話をしていきますし、仮に電話レッスンを含めたとしても私が考える発音の学習方法とは主張が異なります。

 

まず私が思うことは、ただ聞き流すだけで特別発音の学習をしない教材なのになぜ発音がキレイになるのか、ということです。

 

実際のところ、スピードラーニングと同じで発音の学習ができない英会話教材はたくさんあります。

 

そして、これの教材は以下の2つのタイプに分類することができます。

  1. 聞くだけで発音がキレイになるから発音の練習は不要と主張している教材
  2.  

  3. 初心者がいきなり発音の学習とスピーキングを同時に行うのは負担が大きく、英会話習得の足かせになるから発音の練習はまずは不要と主張している教材

 

つまりは、スピードラーニングのように「聞くだけで発音がキレイになる」という主張をしている教材と、「聞くだけでは発音がキレイにならない、発音はスピーキングを身につけてから練習しましょう」という教材があるということです。

 

どちらが正しいかと言われたときに、聞くだけ、聞き流すだけで正しい発音やキレイな発音が身につくという主張に無理があると私は思っています。

 

世の中には発音の学習を専門にした英語教材がいくつもあります。

 

もし、聞くだけで発音が身につくのであれば、なぜ発音の学習を専門にした教材があるのでしょうか。

 

やはり、発音は聞くだけではしっかりと身につかないからこそ、発音の学習を専門にした教材があるのだと思います。

 

私のこのような主張に対して、スピードラーニングは「子どもは聞くだけで発音を身につける」と言ってくるかもしれません。

 

しかし、何度もこのサイトでお伝えしているとおり、私たちは大人であり、子どもではありません。

 

前提がまったく違うのです。

 

聞くだけで発音が身につくのは1つの言語のみ、つまりは生まれた瞬間から今までずっと耳にしている母国語のみです。

 

大人になってから学ぶ2つ目の言語の発音は聞くだけでは身につきません。

 

なぜなら、すでに身につけている母国語の発音が脳の中にでき上がっているからです。

 

「私は聞くだけで正しい発音を身につけた」と言う人も中にはいるかもしれません。

 

しかし、そういう人は海外での生活期間が長かったり、生まれつきにしてとても優れた音感や耳を持っているごくごく一部の人に限られます。

 

だから、誰もが同じようにできると考えるわけにはいきません。

 

また、聞くだけで正しい発音を身につけたという人の発音を実際に聞いてみると、自分が聞いたまま真似をしただけの自己流の発音の場合も多いです。

 

本人は正しい発音ができているつもりでも、実際にはそれは正しい発音でも何でない、ただの自己満足や自己評価に過ぎません。

 

このように聞くだけで正しい発音が身につけることはむずかしいと思っていますし、聞くだけでは間違った自己流の発音をおぼえてしまう危険性もあると私は思っています。

 

私自身も苦労をして発音を身につけました。

 

発音の学習は本当に奥が深く、さまざまな要素をしっかりと理解して口でそれを再現しなければなりません。

英語の発音に必要な要素

 

口の開け方

 

舌の動かし方、舌をつける位置

 

発声方法

 

アクセント

 

リズム

 

これだけすべての要素ができるようになってやっと正しい発音と言うことができます。

 

発音を専門にした英語教材ではこれらをしっかりと学習することができるわけです。

 

たしかにアクセントやリズムは聞くだけでも身につくと思います。

 

しかし、口の開け方や舌の動かし方、舌をつける位置は目で見て学ぶことしかできません。

 

もし発音を目で見て学ばないのなら、ただ聞いた英語を聞き手がそれぞれの感覚で真似してそれっぽく自分の口で再現することになってしまいます。

 

これでは人によって発音がバラバラになってしまい、すべての人が正しい発音やキレイな発音が身につくわけではありません。

 

特にスピードラーニングのCDは英語の裏に音楽が流れています。

 

これでは英語の音と音楽の音が常に重なってしまい、英語の音を正しく聞くことがむずかしいです。

 

このような理由から私はただ英語を聞き流すだけで発音がキレイになったり、正しい発音ができるようになってしまったりということはないと思っています。

 

英語の聞き流しはリスニングに効果のある学習であり、発音にまで絶対的な効果のある学習ではありません。

 

発音の学習は実際に発音の仕方を目で見て学ぶことです。

 

ただ聞き流すだけで自己流の発音が自分の体にしみついてしまう前に、しっかりと視覚的情報などを用いて発音の学習をすることを私はおすすめします。

 

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スピードラーニング第16巻